君と大きく重たい約束をした。
それは私の胸に根付いて、君が与える陽と水を浴びて、ささやかに芽吹いた。
ふたりだけの約束に、ひとり、またひとりと養分を与える仲間が増えた。
それは確かに、光に向かって枝を伸ばしていた。
なのに今、君はいない。
そして君を失った今、初めて知ったことがある。
ひとは、主義や信条で動くのではない。
君との約束のために、私は重い荷を背負って前を睨むんじゃない。
…ひとは、ひとのために動く。
ひとを変えるのは、ひとでしかない。
私を動かすのは、未来永劫、ただ君だけ。
君のためにしか、なにもしたくない。息をすることさえも。
欠けていく月はなにも答えず…アンバランスな未来を語っている気がした。
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