登場人物はふたりだけ。フェラされてる青島くん視点。
B面とストーリーに繋がりはありません。
悪戯~A面

じぃっと見下ろせば澄んだ虹彩は夜の灯りを取って不思議な色を湛えていた。
「俺、あんたがモテない理由がちょっと分かった気がします・・・」
「言ってみろ」
言えるかと言わんばかりに青島がジト目を流した。
そんな仕草に室井が煽られることは承知で、青島の頬は赤らみ、火照った視線で室井をただ睨む。
まったく。信じらんない光景だ。
エリートキャリアとしてその名を馳せ、厳めしい面構えから凡そ享楽に強いのだろうと思わせる、生粋の高潔さが目を瞠る男が
自分の前で膝まづいている。
ネクタイは解き、シャツもベストも前ボタンだけをはだけさせ、その裸体を見せ付けながら
青島の内股の終点で反り立つものにしゃぶりついている。
「フ・・・ッ、・・くぅ・・ッ」
根元から先端まで、長い舌で幾度も美味そうに舐め上げ、時折見計らったようにじゅぷっと咥え込む。
そのタイミングの巧さに、青島は思わず息を殺す。
「ッ、・・く・・ぅ」
チラリと確かめるように室井が青島の目を見据えた。
青島のモノを咥えたままだ。
その視線に晒されて、これ以上ない羞恥に青島の顔が火照り、額に汗が浮かぶ。
分かり切ったように、室井が先端だけを舌先で円を描く様に舐め回した。
ねっとりとした柔らかい肉が敏感に反り立つそれを巧みに導き、青島の口からは堪え切れずに何度も啜り啼きのような押し殺した声が漏れ出す。
室井がゆっくりと口を開いた。
垂れる唾液まで邪淫で、脱ぎはせず、ベストをはだけただけの逞しさと高潔さが、視界の暴力ですらある。
思わず片手で目元を覆い、だが、怖いもの見たさで、青島は指先の間から室井を認めた。
「・・っ、・・は・・っ、・・くふ・・ッ」
熱心に俺のものに奉仕する官僚さまは、日頃の透徹とした印象を崩さない。
はち切れそうに腫れあがっているものを、また口腔に含まれ、青島は歯を食いしばった。
その度にまた汗が滴り落ちる。
こっちも、下半身は脱がされたけど、上はシャツだけ羽織り、ネクタイもかかったままで、室井と同じ格好をさせられている。
椅子に座らされ、内股は室井の両手で裂くほど開かれた状態で抑え付けられた状態では、ほぼ抵抗など出来ない。
尤も、もう抵抗するだけの気力はない。
「む、室井さん・・・っ」
思わず名を読んでみたけど、その先に何を強請ればいいのかなんて、分かっていなかった。
狼狽えるままに拳で口を覆っても、きっとこんな顔じゃバレバレなんだろう。いろいろと。
見透かした視線は、じっとりと厭な熱を持って青島の顔を見つめ続け、熱塊の根元から先端へ、根元から、また先端へ。
何度も何度もキモチイイところを舐め上げられる。
「は・・ぁ・・っ、ン、・・は・・・あ、・・っ」
ゾクゾクとせり上がる享楽に、青島の口からは何度も怺えきれない喘ぎが漏れた。
室井の唾液で濡れた自身が、快楽に悦び、ビンビンに反り返っている。
それを、室井の舌がまた美味しそうにしゃぶり、ぴちゃりと音を立て、じわじわと昂らされてくる快感に、青島の内股が何度も打ち震えた。
だがそれを、室井は力で制した。
変わりに椅子を握る青島の指先が白く力む。
「こっ、こ・・、こんなこと、いっつもヤってんの・・?」
それには敢えて答えず、室井は白い瞼を伏せ、紅い舌を覗かせながら、絶妙な角度で青島のものをしゃぶりつくす。
敢えて俺から口の中まで見える角度、舌先が唾液に濡れる様が確認できる長さ。
どれもこれも、絶対計算し尽くされた、される側を煽る行為だ。経験済みとしか思えない。
「アッ、あ・・っ、それ・・・ッ」
そろそろ限界だと思っていた熱塊を放置され、今度は室井は青島の双袋に舌先を延ばした。
蜜を垂らして濡れている陰毛のぬめりを唾液で丁寧に舐め回してくる。
「だ・・っ、だめ、室井さん、それ、やばいって・・っ」
「だめ?善い、の間違いだろう?」
ようやく発せられた凛とした声は、低音で青島の背筋に響いた。
「ふ・・ぅッ、・・ぁ・・ッ、・・っ」
年上で、経験値も知識も高く、警察官としても教えてもらうことも多かったけど、フェラまで巧いとか、もうほんと勘弁してほしい。
この時点で、青島の内股がしっかりと抑え付けられているのはワザとだと気がつく。
最初は室井が身体を支えるために添えていただけだと思っていたんだけど。
「んぁ・・っ、ぁ・・っ、あ・・っ」
また、鈴口だけをチロチロと舌先で舐められ、自分の股間がドクンと脈打っているのが分かった。
内股を拘束されているので、身動きが取れない状態で強引にキモチイイとこ吸われて、腰が揺れる。
ビクッと痙攣するたび、室井にがっしりと椅子に押さえ付けてきて、逃げ場のない快楽は、着実に青島を責め立てた。
大きく開かれた足で身悶えるが、その度に青島の上半身が仰け反り、胸元を淫乱に晒した。
「はあっ、は・・ぁ・・っ、ぁ・・」
身体の力が抜けていく。
昔カノジョにしてもらったのと全然違う!!
汗が幾つも滴り、青島のシャツを湿らせる。
そのまま、室井は放置していた青島のものを、大きく口を開けて、にゅるっと咥え込んだ。
「くぅ・・ッ、・・ぁ・・ぁあ」
なんとか堪える。
先に一人で達ったりしたら、この後なにされるかわかったもんじゃない。
思わず前のめりとなり腰が引けた状態を、椅子に捕まることで保ち、青島は荒い息遣いで室井に挑んだ。
それを見越して、室井も咥えたままにやりと瞳だけで笑んだ。
「さて。どうしようか」
また、俺に言わせる気だ。
青島がキッと睨みつける。が、赤らんで涙目となった顔では迫力もないだろう。せめてもの矜持だ。
「俺にもなんかさせてくださいよ・・」
「しゃぶりたかったのか?」
実際言葉にされると、なんて衝撃的なんだ。
じっと睨みながら息を整えていると、室井の両手がするりとシャツに忍び込み、胸の尖りをクンっと摘まんだ。
「・・クッ、・・は・・っ、」
クリクリと捏ねられ、電気が走るような刺激に身悶える。
シャツが肩からズレおち、その丸みある肩を室井に晒した。それはそのまま青島の腕の動きを拘束する。
足も室井によって拘束されている青島のわき腹を室井が、チュウッと強めに吸った。
ビクンと腰が跳ねてしまう。
そんなとこも感じるなんて、知らないっての。
室井が吸った横は、昔刺されたところだ。あの、苛烈に交錯した一瞬の共鳴。
室井がじっとりと舐め上げ、またきつく吸い上げる。
その度に背けて俯く青島の口からはぁっと甘ったるい息が零れ、そっちに意識が集中するのを叱るように、胸元にかかったままの指先がクンっと尖りを弾かれ
る。
今、絶対痕付けた。ゼッタイ付けた。
まさか男に欲情するひとだったなんて想像もしてなかった。
ってか、こんなシツコイ前戯するオトコ、女は逃げ出すでしょ。ゴーモンでしょ。あ、いっそゴーカン?
こんな、この世界で何もかもを手に入れていく豪胆な男が、俺の躰に夢中になっている。
この手を取ることに怯えすら見せずに、躊躇わない。それが一方でエリートキャリアで在ることなのだと知らしめる。
敵わない。
突き出した両方の胸の尖りは、まるで媚びるようにツンと立ち、そこを更に弄られ、舐られることに、抵抗も出来ずに青島は顔を横に倒す。
脇腹周辺を散々に愉しんだ室井によって、青島は切なげに眉を寄せた。
的確に肌を暴く指先に身悶える。
乱れて濡れた前髪の奥から、青島は哀願した。
「室井、さん・・・ッ」
「なんて貌だ。たまらないな」
上も下も散々に嬲られて、青島の張りのある肌に艶が増す。
その頤を親指だけで持ち上げられ、その大人びた仕草に、胸も身体もきゅうっとなって痛い。
至近距離でしか確認できないほどの小さく微笑を湛えた室井の目尻には、確かに雄の色香が灯るが、悠然とする顔にくらりとした。
「室井さん、も、男のカオしてる・・」
「おまえの前だからな」
荒々しいほどの雄の顔を隠しもしない、引き締まった肉体、胸板にある二つの突起、俺にだけ欲情する漆黒の瞳。
青島の口が薄っすらと開き、自分を仰向かせている指先にカリッと歯を立てた。
「まだそんな余裕があったか」
「ぁあ・・っ!」
椅子の上で青島の背中が海老反りになる。
室井が口を窄めて、青島のものを口に咥え込んでいた。
散々嬲られ熟れているそこに、いきなりの刺激は強烈だった。
頭を上下する度、青島は胸を突き出し、何度も顎を反らした。
青島の均整の取れたボディラインが、椅子の上で綺麗な弧を描き、仰け反りとなった。
こんな格好を男にさせられているのだ自分は。
もう達かせるつもりなんだろう、容赦ない動きに、青島は椅子にしがみつく。
男に向かって足を大きく自ら広げ、内股を染めあげ、腰を突き出して揺らし、強烈な快楽に足が何度も床を掻く。
「はあ・・っ、、ぁ、あ、あぁっ、あぁっ」
徐々に速度を上げる動きに、青島が頑是なく左右に首を振るが、室井は足をしっかりと抑え込む。
「やっ、室井さんッ、室井さんッ、あ、あ、ぁあっ」
だが室井は喉の奥まで青島のものを咥え込んだ。
喉の奥を締め付けるように吸われ、青島の身体に緊張が走る。
顎を大きく反らし、口を開けて目を硬く瞑った。
「・・ッ、・・ッッ」
声も出せない凄まじい享楽だった。
青島の目尻からは強すぎる悦楽に堪え切れなかった滴が、幾筋も流れ落ちていく。
涙目となって滲む視界で、縋るように室井を捜す。
高級官僚を跪かせているのもそうだけど、そんな潔癖な男が今していることが卑猥すぎて、そのギャップに熱が出そうだ。
自ら吐き出した白い液体が室井の口から溢れ、それを指先にとって見せ付けられた。
赤らんだ顔を思わず反らし、椅子に凭れかかると、室井はその指先を青島の後蕾にクルクルと撫でつけた。
今夜これから訪れる更なる兇悪的な時間に、青島は気の遠くなるような錯覚を覚えた。
こんな男に喰われてしまえば、きっと何もかもが崩れていく。
happy end

未発表作品。
室井さんのえっちはとにかくしつこくてねちっこいと信じている。青島くん大変そう。
20211013