登場人物はふたりだけ。お叱りえっちの償い方。室井さん視点。
A面とちょっとだけ繋がってる。
望蜀~B面

埋め込んだものをズルリと引き出せば、自ら吐き出したものでぬらぬらと光り、青島の窄まりは
口
を開け、そこから白濁したものが垂れていく。
寛げた室井のスラックスにも大きな染みを作った。
弛緩した青島の躰を片手で支えながら、室井は胸ポケットからスマホを取り出し
手早く短縮番号を呼び出す。
『――私だ』
『手筈通りです』
『後を頼む』
手短に応えると、室井は余計な会話は危険だとばかりにスマホを閉じた。
出しっぱなしだった自分の黒々とした果実を仕舞うと、腕の中でまだ荒い息を吐く愛しい躰を抱き起こし、貼りついた前髪を掻き揚げる。
「歩けるか」
「どう,、・・すんの・・」
「シャワールームを人払いしてある」
まさか本庁に於いて、自分もこんな陋劣行動に走ってしまう日がくるとは、人生分からない。
だがその手の始末に手慣れた部下はいる。
抱いていってやろうかと問いかけようとして、室井は青島の顔色を認め、先に肩に担いだ。
「しがみついていろ」
「んなこと言うなら最初から手加減してくださいよ・・・」
最初から仕組まれていたセックスだと分かり、青島は心底うんざりとした顔で頬を膨らませてくる。
可愛い顔に引き寄せられ、室井は顔を傾けるとキスをし、ほぼ全裸の青島の腕を肩に回して抱き締めた。
赦された恋人の手で軽く肩を叩き、汚れたスーツも搔き集めた。
ここから本庁シャワールームへは閉鎖されている非常階段を使う。
誰もが行為後潜行する本庁の獣道だ。
「ハズカシイです」
「どうせまた脱ぐ」
室井は青島の首筋に口唇を寄せ、チュウッときつく吸い上げた。
滲む情痕は所有印だ。
「許可を取ったって・・・どこまでの許可を取ってんだか・・」
「憎まれ口を言えるならまだ平気だな」
まだ快楽の余韻に震えている躰は、膝に力が入らず、しっとりと室井に委ねる。
甘い香りが室井の肩口にすり寄って、無意識に室井の手は青島の括れたラインを辿った。
「・・ッ・・」
思わず声を上げてしまった青島が室井を睨んでくる。
まだ全身が感じすぎているのだろう。年下の甘い恋人の、クッと眉を寄せる表情は目尻が染まり婀娜っぽく蕩ける。
室井は厳めしい顔を崩さず、素知らぬ顔を貫いてそっぽを向いた。
高潔なヴェールを纏う上級官僚に戻りつつある横顔は、およそ喜怒哀楽を悟らせない。
だがその指先は腰骨と、そこから続く豊かな尻の丸みを武骨に堪能する。
ややして、カリッと耳朶を咬まれて、室井は目を剥いた。
「感じちゃうから・・・やめて・・・」
甘く囁かれ、恍惚と光る特上の瞳に、室井はただただ悩殺されるのだった。
***
「・・っ」
青白い月光に照らされる、紅潮して火照る躰を引き寄せ、室井が深く腰を埋めれば、腕の中の青島の口から堪え入るような吐息が漏れた。
密着した素肌が汗で滑るまま、陶酔の快楽に室井の眉間が深く寄せられる。
埋め込まれる質量の大きさに苦しそうな顔をする青島が、室井の下で健気に内股を大きく開いて室井を迎え入れる姿は、脳がはち切れそうな卑猥さだ。
耳元を擽る甘い吐息は正に誘い文句で、室井が仰け反る躰を思う存分に貫くと、敏感な青島は頑是なく首を打ち振った。
「ああ・・、はぁ・・・」
気怠い溜息、眉根を顰めて快楽を怺る貌。
どれもが魅了し室井を満足させる。
ゆるりと腰を抜き、もう一度埋め込めば、淫靡な水音が響き渡った。
「それ・・ああ、室井さん・・・あ、ァッ、あぁ・・」
「・・ああ・・最高だ」
晒された喉仏に舌を這わせながら、忘我のままに暴露する室井の本音は、ベッドの中でしか聞けることはない。
それすら、言葉足らずのまま、肉体に訴える無愛想ぶりだ。
だが、それでも青島は見透かした瞳で室井を見上げ、彫刻のような長い脚を室井の腰に巻き付けてくる。
教え込んだ動きは条件反射であり、応える余裕も奪われている青島の、すらりとした腕が伸び、室井の後頭部を無自覚に掻き回した。
「・・は・・っ、ぁ、・・ゃあ・・ッ・・」
抱き寄せられ、青島の肩に額を埋めながら、室井は腰を緩やかに振る。
壮絶に、キモチがよかった。
こんな引き摺り込まれるようなセックスを、室井はこの歳まで知らない。
男を教えているつもりであっても、教えられているのは室井の方だといつも思う。
「そこ・・ッ、あ、く、・・ァ・・ッ・・、」
ベストとワイシャツは前をはだけさせたまま、強請られるまま室井は知り尽くした青島の性感帯を何度も突いた。
無駄な肉のない室井の尻が、律動を繰り返す度シャツの裾からその逞しい肉を際立たせる。
強すぎる快楽に濡れた瞳に見上げられ、室井は香り立つ素肌にむしゃぶりついた。
ぷくりと赤く主張する胸の尖りを舌先で弾き、肌に朱痕を散らしていけば、これが自分のものであると納得できた。
もう片方も、焦らさず指先で執拗に捏ねる。
「絡みついてくる。こっちも、こんなにして」
「ヒィ・・ッ、ん、ァッ、はぁ・・・っ」
「まだ足りないか」
圧し掛かったまま、室井は自分の腰に巻き付く青島の脚を外させ、内股を押し広げ、青島の身体を折り曲げるようにして、室井は滾る淫棒を串刺した。
深く肉を抉られる衝撃に、青島の目から一筋、快楽の涙が光る。
シーツで戦慄く、歪み崩れた顔は、室井しか見られない。
また一つ、強く突き上げる。
痙攣し反り返る胸板、顎を反らすうなじの曲線。ギリギリ保つ理性が堰き止める、悩ましい嬌声。
散々玩んだ肉体は、室井の望み通りに動き、賢く覚えていく。
腰を大きくグラインドさせながら室井がその様子を思う存分堪能していると、その視線に気付いた青島の濡れた瞳が虚ろなまま室井を映した。
ドキンと、室井の心臓が嫌というほど高鳴る。
悟られたくなくて、室井は零れた前髪を掻き揚げ、態勢を変えるふりをして抉るような動きに変えた。
くちゅくちゅという粘性の水音は青島にも届いているだろう。
視線を反らしながらも、青島は室井を咥える肉壁をきゅうっと締め付けた。
クッと室井の喉が鳴る。
こんなのどこで覚えてきたんだ。とんだ淫乱なおねだりに、室井の眉間が険しく寄る。
男を誘うビッチな仕草やテクニックを、かつて誰かは味わったことがあるんだろうか。
「君のココは上手に俺を飲み込む」
苛つくまま、虚ろに彷徨う視線を捕えて囁いた。
不規則にうねり、灼けるような熱さで室井の茎に絡みついてくる。
熱くて、搾り取られるような締め付けは、室井の呼吸を乱し、下半身を力ませる。
前髪が崩れ、額からは汗が滴り落ちた。
「今日の感度もいい。どうした?」
「ど・・も、しない・・ッ」
そんなことはないだろう。久しぶりに逢って、昨日は抱けなくて、仲直りして、外であれだけ乱れて。
知るお互いの匂いも体温も汗も唾液も、どれもこれも確実に媚薬となる。
青島だって、既に腫れあがっている内壁がより強い快感を青島に齎しているだろう。
「外でも随分と感じていた」
カッとなり室井を叩こうとする腕を取り上げ、室井がシーツに縫い付ける。
わざと深いところを抉り、室井は青島を逃げ場のない悦楽に戦慄かせた。
「ソコを勃てて、尻を突き出して・・、はしたなく腰を振っていた」
「っ」
「誰かに見られたら、もっと感じるのか・・?」
「知らねーよっ、あんた、と、ちがって、俺、あんた一筋なんだもん」
思わずといった様子で滲んだ室井の微苦笑に青島が目を奪われる間もなく、室井は俺もだ、と囁く。
言わせる台詞は、分かっているとは言え、何とも心地よい。
「く・・ぅ・・ッ」
巧みな律動で青島を更に追い込んでいく。
男の矜持からか、青島は情事の最中声をあまり上げない。
どろどろに蕩け切った頃、快楽を怺え、必死に食いしばる表情がたまらないのだ。
過ぎる快楽を与えられ、哀願するころには忘我のままに、甘い声で啼く。
「おまえがこんなヤらしい顔で喘いでいるなんて、署の連中は知りもしないだろうな」
「あんた、こそ・・、かっちりしたスーツ着たままあんなこと、しちゃう・・っ」
「おまえがさせた。・・好きだろう・・?ほら、こことか」
室井は自分に巻き付いていた青島の両脚を外し、腰骨を両手で掴んで青島の腰を浮かせる。
結合部からは、トロリと透明の液体がシーツに染みを作った。
「は・・っ、・・ゃ、あっ、ぁあ゛ッ」
嬲るままに穿たれた衝撃に、青島の口から悲鳴に近い嬌声が洩れ、青島の美しい喉仏が反り返った。
膝を立て、両足をつき、腕だけで躰を支える不安定な態勢では、身震いする様と、胸の卑猥な突起が良く見える。
反り立つ鈴口からは、透明の液体が溢れて、美しい躰は絶頂を訴え何度も緊張する。
強すぎる快楽からか、強いられた恥ずかしい態勢からか、室井の腕から逃れようとする躰を閉じ込めた。
「だめだ。許さない・・・おまえが強請ったんだ」
「あ・・っ、あ・・っ」
青島はある意味、娼婦性を持っていると室井は思う。
元々感覚派で直感で動くタイプだから全身が敏感で、割と悪ガキだからセックスも回数を重ねると馴染むのも早かった。
照れずに室井の上に乗り、美味しそうに咥え込むことだって出来た。
室井の上で腰を振る妖艶さといったら、想像を絶する光景だった。
だがこうして、強引に快楽をコントロールさせたり、初めての態勢を強いると、何とも言い難い羞恥に染まる顔を見せる。
これもまた、たまらない味わいだ。
ただ。
「ちょっと快楽に弱すぎるのは警察官として問題だな」
「いま・・って、例の、監督指導、のつづき・・、な、わけ」
室井は目尻だけを細め、男染みた笑みを浮かべると、青島を串刺したまま、腰を大きく回した。
室井の、4つ差を見せ付ける、その大人びた笑みに、青島の瞳が幼さを残して滲む。
「ゆっくりと、俺好みの躰に変えてやる」
室井はじゅくじゅくと赤く腫れあがる蜜肉を掻き回しながら、花芯も玩んだ。
同時に刺激される衝撃に、青島が口を大きく開け、苦悶の貌で、眉根を寄せる。
滴り落ちる汗まで、美しい。
「ば・・っ、・・ゃめ・・っ、ァッ、あ・・っ!」
艶のある深い瞳に魅入りながら、室井が望み通りに知り尽くした青島の性感帯を小刻みに責め立てる。
少しずつ上がる怺きれなかった高い声と、シーツを掴む白い指。態勢を保ちにくいバランスの悪さから震える太腿。
敏感な青島は背筋を海老のようにしならせ、何度も善がる。
時折、無意識に膝頭を寄せ足を閉じようと動くそれすら悩ましく震え、シーツを乱しながら逃れようとしても間におさまった室井の身体が阻んでいた。
「そんなんでおまえ、警察官務まるのか・・?」
「今ッ・・は、あんた、のっ、恋人じゃないの・・?オトコの」
「・・・言ったな」
キッと睨み上げてくる強気な瞳にゾクリとさせられ、つい室井も好戦的になる。
罪は同じだと知らしめる共謀者に、抱くのはやはり深い憧憬だ。
キャリアの癖に、男を抱く趣味なんて、上に知られるわけにはいかない。
それを承知で男を抱いているのはあんたの方だと。その背徳を分かっていて青島が挑発してくる。
埋め込んで怒張した淫棒で、室井は容赦なくいたぶり、翻弄する躰にまた新たな印しを残していく。
ヒッ、ヒッと噛み殺した息が室井の耳を愉しませていく。
乗せられているのはきっと、こちらの方だ。
「一生離れられない躰にしてやろう」
「好きに、しろよ・・」
腰の動きだけで抜き差ししながら、室井は両手での青島の胸を指先で摘まみ上げた。
胸の真ん中で敏感に跳ねるそれを、軽く捏ねてやりながら、その顔をじっくりと視姦する。
必死に不安定な姿勢で応え、腰を突き出し、胸を弄られながら、怺る青島をじっくりと串刺していく。
呻くような声を耳で楽しみながら、そのまま少し強く虐めてやるとびくんびくんと青島の腰が揺れ、媚肉がギュンと引き締まった。
それが室井の性感を昂らせていく。
「く・・・ぅ、ふ・・っ」
青島が薄く目を開いて、すがるように室井を見上げてくる。
追い立てられ、熱を帯び、内から蕩けさせられた躰は、もうほとんど抵抗らしきものを出来ていない。
「ゆる、赦し・・ッ、ソコ、も、やめて・・・ヨすぎて、おかしくなる・・」
「おまえ今、どんな顔して誘っているか分かっているか?」
「・・んんっ、それ、だめぇ、・・ッ・・」
手を青島の濡れそぼる果実に添え、どれだけ淫らに感じているかを嬲ることで教えてやる。
恥ずかしそうに青島は口唇を噛んで視線を反らした。
「・・ろぃ、さ・・・っ、ん、・・ぁ・・はぁ・・・っ」
滴り落ちる透明の液体が、青島の脚を辿り、シーツに染みを作っていく。
腕だけで態勢を保つ躰を凶悪な快楽がその力を抜き、小刻みに震える様が愛おしい。
「わか・・ってんなら、イかせろ、よ。も、むり、だからぁ・・っ」
「我慢が足りないな」
「はっ、アッ、アッ」
「善い声だ」
ひっきりなしに上がる、青島の嬌声が実に耳に心地よい。
海老反りとなる美しい背中に手を添え、スッと美しい背骨を愛撫した。
緊張した内股が痙攣し、快楽の深さを訴える。
強請るように突き出された胸の尖りは赤く腫れ上がり、室井は容赦なく口に含んだ。
「――っっ!」
大きく口を開け、真っ赤な顔をして、青島の身体に緊張が走る。
弛緩してシーツに埋もれた躰に覆い被さり、室井は半開きとなり濡れた口許に、男としての至高の満足を憶えながら、室井は深く深く口付けた。
腰を突き出したまま射精した青島は、色っぽく、いやらしかった。
それを唯一人、触れることの許されている特権のまま、更に蕩けさせたくて、室井はまだ埋め込んだままの熱根を深く穿つ。
「・・っ・・」
ゾロリと室井が舌で首筋を舐め上げれば、力の抜けた青島は健気に震え、室井に縋った。
青島が長い首を傾け、室井の耳元に吐息を零す。
「あんただけだ・・・」
掠れ、欲情した声で囁かれ、室井は雄々しく喉を鳴らした。
「あんたが、いい・・・」
イヤラシイ躰は無意識にその長い両脚を持ち上げ、室井の腰に巻き付いてくる。
必然的に目の前に晒す形となった室井のうなじに、青島が軽くかぷりと歯を立てた。
歯形を付けられたのは初めてのことだ。
裂けるほどの強さではなかったが、ピリッとした痛みにゾクリと室井の肌は電気が走る。
「ねぇ・・上手に・・、おれ、誘えてる?」
低音で囁かれた言葉に室井の全身が総毛立った。
蕩けるような口唇にかぶりつきながら、後になって煽られたことに気付いたが、室井の全身を苛立ちだけが支配した。
こんなにもただ一人の人間を欲しいと思ったことはない。叫ぶように胸の奥が咆哮しているのが室井の全身を締め付ける。
達してまた余韻に打ち震えている躰に埋め込んだままの室井の凶器が、滾るように怒張する。
そのまま青島の前立腺辺りを容赦なく嬲った。
「・・や・・っ、あっ、く・・っ」
荒い息で、青島が両手でシーツをつかみ、必死で快楽を堪える。
ちょっと意地っ張りで生意気で、底なしに優しいくせにどこか脆い、そんな愛おしい男に
薄っすらと笑みを返し、室井が青島が手を取り、頭上に縫い付けた。
「男を弄ぶからだ」
「苛めないでって・・・言った、のに」
「そうだったな」
青島の片足を自分の肩に担ぎあげると、室井はリズミカルに腰を律動させた。
「ちょ・・っ、いきなり・・・っっ、かよっ」
焦らすことのない動きで、室井は哀願する声を聞こえなかったふりをして、いたずらに青島を煽りたてた。
胸の尖りを舌先で噛み、舐め、嬲りながら、片手で蜜を垂らす青島の昂りを巧みに上下する。
悲鳴のような青島の声も、室井の雄を煽るだけにしかならない。
無理矢理勃起させられた青島の昂りが蜜を飛ばし、容赦ない室井の律動に逃げる腰を捕らえられ、哀願するが
室井は一気に高みへと連れていく。
持ち上げた爪先がピンと跳ね、青島が欲望を吐き出した。同時に室井も青島のナカが収縮する刺激で、搾り取られる。
「く・・ぅ・・ッ」
たっぷりと蜜を注ぎ込んだ後は、室井も汗ばんだ身体を放した。
すっかりと整髪料の落ちた髪を片手で掻き揚げる。
埋め込んだまま、凝りもせず復活していく自身でまた串刺しにする。
「はぁっ、すごいな・・またイったのか」
青島の口の端から零れる唾液を舌で舐めとり、瞳を覗き込む。
赤くぷっくりと腫れた口唇と全身を火照らせ、頬を真っ赤にして息を荒らげる青島の姿があった。
その姿に、ただ昂奮する。
「あ・・・あ・・・あ・・」
熟れて、小麦色に熟し薫る陶器のような若く張りのある肌、匂い立つ肉の温かさ。吸い付く度、青島が息を殺して頬を赤らめる。
切なげに寄せている眉と、律動に合わせて上がる荒い息遣いが、青島が感じていることを示し
拳で、漏れる嬌声を堪えている様は、色っぽく、エロティックだ。
室井は凶暴な独占欲と、文字通り独占出来ている恍惚感に、自我が飛びそうだった。
男に抱かれることに馴染んだ青島は、汗ばむ肌を薫らせ、切なげに顔が歪み、快楽を押し殺せない啼き声を洩らし
どんな男も狂わせてしまうほど、妖艶だった。
「青島、気持ちいいのか?」
舐めすぎて紅く膨れ上がる胸の突起を口に含みながらそう聞くと、青島はコクコクと手で口元を抑えながら頷く。
もう矜持も失くし、抵抗する力もないんだろう。
室井はまた怒張を始めた自身を、青島に埋め込んだ。
「善いんだろ?」
また、コクコクと青島が首を縦に振るだけで応えてくる。
力の入らない震える躰を支えるためにシーツを握るしか術がない青島を室井は何度も無慈悲にも突き上げる。
何度も達し、不規則に収縮する肉にタイミングは合わせにくく、室井もまた快感に没頭させられた。
腰が止まらない。
青島はもう忘我のままに躰を痙攣させ、裂けるほど開いた内股をくねらせ、室井に哀願する。
善がり声が室井に強い酩酊感を起こさせ、結合部からは熱に熟れた肉が室井を熱くねっとりと締め付け、淫らな水音が秘めやかに響き渡っている。
何もかもが室井を狂わせていく。
「・・・ぃ、やあぁ、はっ、はぁ・・っ、ああ゛・・っ、・・ぁ、あああっ、」
室井に付き合わされている青島も、もう何を言っているか理解はしていないだろう。
「そんなに声出したら、外に聞こえてしまうぞ」
「あっ・・っ、ァッ、ァッ、ああ・・っ」
「キモチイイか?」
忘我のままに名を呼ばれ、真っ赤な顔と切迫した息、だが瞳だけは室井を映し込み、青島になら何をしても許される気がした。
こんな無防備で、淫蕩な貌、室井しか見られない。
室井には最高の恋人だ。昼も夜も。
仄かな淫靡の香りを放つ肉体に埋もれながら、その夜、室井は夢中で青島を翻弄した。
happy end

20211009