~10周年を迎えて~
あとがき と そえがき です
1.あとがき
当サイト10周年記念作品でした。
時間軸は踊るを最高潮に仕上げた秋スぺ~OD1。王道ネタ。
当時踊るファンがこぞって書いていたテーマであり、私が乗り遅れたテーマであります。
ファイナル後に参戦した私としてはずっと書く機会を失っていて、今回ようやく長年の夢、叶えることができました。
ファンなら一度はやっておかないと!
踊る解釈の節目★原点回帰において意識したこと
①この時点で和久さんが室井さんを認めるわけがない
すみれさんを裏切らせ、可愛い部下を怪我させたキャリア(室井)に心動かされるわけがない。
キャリアを持たない分、吉田さんと対等であるために、和久さんの刑事人生は現場の信頼関係にプライドがあったと考えられます。
OD1で、盟友の吉田さんを結果的に救えたとはいっても、搬送に敬礼したのは青島くんにであって、室井さんにじゃない。
あのシーンは室井と青島の選択を無線で聞いた捜査員が、二人の行動に敬意を表したものですが
和久さんにとっても感謝は同じ気持ちでしょうが、だからといって、これで相殺されるでしょうか?
かつて部下を一人亡くしてもいるのに。
怪我を負った部下(青島)に思い入れを持つシーンであり
ここで室井さんにありがとうだのえらいとか思うわけがない。青島がキャリア(室井)を導けたのか、そう思った筈。
室井さんは和久さんにとってまだ付録。
「湾岸署は室井さんのシンパ」と堂々と言わせたり、和久さんに「室井さんを護れ」と言わせたり(青室でありがちなやつね)
当時の二次、あり得ないしキモイわ!と息巻いた
懐かしい思い出です。
②秋スぺでの室井さんを擁護しない
同じ意味で、秋スぺの室井さんの行動を、可哀想だの板挟みだの、真っ直ぐなひとだから~だのと
室井を許す形で擁護、言い訳させないことも踊るとして重要。
室井さんも意地を張った(官権に忠実になった)ことで、お互いの信念が対等にぶつかりあう瑞々しさが描かれているわけであり
更にはこの違いが、OD1の自販機での弱音を盛り上げるのであって、秋スぺでの判断を「室井の方が正しい」だの「青島くんは分かってない」だの
秋スぺ時点での室井さんを悲劇にしたり、擁護したりして、青島くんを批判するのは絶対違う。
ってか、そんなに室井に甘い視点にして、踊るの何が面白いのか。
当時やはり室井を擁護するために青島を悪く表現する二次には、かなり疑問を抱きました。
③青島くんの怪我は完全に室井さんの責任でいい
青島くんの怪我をやたら軽いものしたり、あれは眠かっただけという結論にして
狼狽える室井さんに青島の方が「悪いことをした」「室井さんに指示を言わせた青島の責任」だの言わせちゃったり
或いは、室井さんは被害者だの。青室に多かった理屈。
どちらも悪くない、などといって、普通に見て青島くん怪我してるのに、室井の非を消そうとしたりね。
そんな風に持っていって、室井さんをおいおい泣かせてみたり、青島に謝らせてみたり。
挙句、怪我させられた青島当人に、室井を慰めさせてみたり。
それ違うだろう!
青島くんの前で室井さんが泣くなんてもっての外でしょう。
怪我させたくせに、何で室井さんが慰められてんの?室井さんに泣く権利ないです。室井さんは一生反省してくださいって気分ですけど。
青島くんが「あれは俺の不注意もあったし」なんて室井さんを擁護している二次、結構たくさん見ましたけど、そうじゃないだろオイ。
和久さんが「逮捕の時は気を付けろ」と言っているのは、所轄はいつも不注意で仕事が出来ていない、と叱責しているのではなく
そこまで気を付けていても、現場に出ている人間は危険に晒される、って言っているんじゃないの?
そういう末端の兵隊のリスクを、上は知るべきだという、踊るってそういう話じゃないの?
青島くんの怪我を青島本人の不注意にしたら、踊るの根幹台無しじゃん。
俺たち所轄は現場を這いつくばってんだって台詞は、不注意で色々ミスしちゃうからって意味にしちゃう青室思考回路が分からない。
④私的一番の関門はエンディング
青島くんとは自販機の前で一応和解したものの、このふたり、公式では潜水艦の後、2年も交流が途絶えるんですよ。どういうこと!?
だとしたら、そこまでラブラブエンドにはしたくないなぁと思いました。
恋人になっても二年放置じゃ青島くん捕られちゃうよ室井さん!
っていうより捨てられるよ!
でもそこで、青島くんですよ・・・。
直向きに、ひっそりと、静かに思い続けて待ち続けるわけで、室井さんの愛しさも倍増するというものです。理性も崩壊。
捕られていいとは思っているわけではなく、捕られたところで必ず取り返すくらいに思っているんだろうなと信じてやまない。
その背景には、やはり自己肯定感の低さと、立派になって迎えに行くという昔気質な男の気概があるのでは。
⑤小道具
舞台は2000年前後。まだスマホが普及していない・・!
そもそもドラマはポケベルだったし、監視カメラだって今ほどない。何しろ空き地署ですから、栄えるのはこれからっていう時代なんですよね。
未確認なのは、OD1~OD2ぐらいって、青島くんってケータイ持ってましたかね?
それより四半世紀という圧がスゴイ・・!
⑥登場人物
お祝い作品ですので、もっと色んな人を出したかったのですが、力不足で無理でした。
冒頭の真下くんだけ浮いている気さえする龍村さんのキャラの濃さ。初描き。
益本さんは今のマイブーム。
このお話はOD1前後が舞台なので、出せるとしたら、一倉さんとか島津一課長とか、その辺りですよね。
草壁さんとか沖田さんはもう少し後だしな~。
とにかく本店メインで、新城さんと室井さんを中心にして、OD2のあの廊下での交差ターン(バトンタッチ)に繋がるよう意識しました。
あのシーン、何度見てもはくわーってなる。
⑦ストーリー
キャリアの出世争いに巻き込まれ、ノンキャリの青島くんを巡る争奪戦。
青島くんはOD1で無名のまま一部で有名人となってしまったので、注目されたことにより、そりゃあのイケメンですし、あの室井さんが固執してる相手だし
一気に周りが騒がしくなってしまったのは必死。
この設定、何回使ったか分からない・・。
「室井さんに嫉妬や逆恨みして、青島くんに実際会ったら青島くんに落とされた設定」は何度か使っちゃったので
今回は「新城さんへのリスペクトが発端の、室井さんへの嫌悪感」という新しい視点にしてみました。
エリートキャリアを直接狙うほど馬鹿じゃない、だったらウィークポイントを狙うのは当然。
室井さんって秋スぺ~OD1辺りは本店の中でも浮いていて、協力者もいないし、どちらかといえば疎まれていたシーンが多かった筈。
真逆に新城さんには取り巻きいっぱいいた感じ(笑)
派閥も、あったらあったで大変だね、新城さん。←
そんなお話でした。
少しは楽しんでいただけましたでしょうか。
2.添え書き
今から10年前、2013年8月に当サイトは開始しました。
丁度ODF公開がその前年2012年9月。
当時はサイト全盛期を越えてはいましたが、それでもまだまだたくさんの踊る個人サイトが残っており、萌えを満たすには充分でした。
しかしそこから急速にジャンルの過疎化が進み、踊るサイトも、凍結するというよりはサイト文化が廃れ
サーバーごとごっそりサイトが消えるという流れ、支部のような作品投稿スタイルに移行する時期と重なり、悪夢のような時代の変化が訪れまし
た。
大好きな激萌えサイトさんも一気に消されました。
そんな中、ネットからどんどん素敵室青小説が消えるもんだから、逆に踊る萌えが抑えきれなくなってしまって、取り残された人間が、ここに一人。
やべーと思いつつ、満たされない萌えに、これじゃ萌えで餓死する!と本気で狼狽えたことを思い出します。
表の「ひとこと」にも書いてますが室青萌えが足りねぇ!と焦って始めた同人活動でした。
まず自分の室青愛を吐き出すため100質問というものに答えて、それを公開することにしました。
その後、なりきりカップリングというものに挑戦。
その過程で、自分の中の室青観や踊る解釈というものが確立していき、思い描いた室井青島を残してみたくなって
まとめてみたら小説っぽいものが出来上がりました。
それが初小説「ほろ酔い」です。
その公開は翌年、2014年になります。それが、室青小説サイトとしてのはじまりになりました。
あれから10年が経ちました。
まさか10年後も室青愛に飢えているとは。
おかげ様で、作品数だけは増えていき、似たようなお話ばかりですが皆様のお力添えもあり、たくさんの室青を書くことが出来ました。
10年経っても色褪せていない室井青島というこの破壊力。踊る作品(ドラマ)の魅力。まじで、こわいです。マジでホラーレベル。
10年後も室青萌えるわ~って言ってたらもう笑ってやってください。
お台場の映画館閉鎖に伴い、踊るイッキミなんてイベントも開かれたりして、それなりに余韻を楽しんでいた時期もありましたが
仲間もいつしか消えていきました。
この先の道のりは正直恐怖しかないですが、もう少しだけ、ここでひっそり萌えていきます。
私の萌えが尽きるまで。
そして、サイトの訪問客さまが0になるまで、です。
お暇つぶしになれるなら、それで充分です。時たま声をかけてくださると、跳ね上がります。
たくさんの同志の方が励ましてくれたり萌えをくれたり同じ想いを分かち合って、交流してもらえたとても楽しい10年間でした。
改めてお礼申し上げます。
本当に、10年間ありがとうございました。
これまでとこれからに。
感謝を込めてこの作品を贈らせていただきます。
少しでもあの熱い物語とあの時代を振り返り、楽しかったよねって思って頂けるといいなと思っています。
まだまだ日常が取り戻せない方もたくさんいらっしゃるでしょう。
室井さんと青島くんのREスタートに愛を込めて。
どうか皆様もまた一歩踏み出せますように。
また、10年後、ここでお会い出来たら最高です。
2023年7月 みんと
