ワ
ンカット小説詰め合わせ。えろバージョン。
オチもなければ三行半のただのワンシーンです。
性癖のバレるSSS。R18。
室青定義
舐め合いじゃなくてお互いを補完しあえる関係
「今夜はおまえのこと泣かせたい・・・」
それだけを言って室井はベッドに青島を押し倒した。
電気を点ける間すら惜しみ、破く勢いでシャツを肌蹴け、心得た指先で戯弄してくる。
多くを語らない男だ。ベッドでもそれは同じ。
何か言葉があっただけマシだなと青島は思う。
肌を昂ぶった舌で辿られ、ピリッとした痛みが走った。
「ん・・ッ、ぃ、・・ぁ、見える、とこは・・っ」
「・・、隠れそうなところだけだ」
いつも刻印などを不用意に残す男ではなかった。
そんな風に言われたら断れない。
恐らく何かあったのだろう。だが言われたところで何が出来る訳でもないし、何か出来てしまってもいけないのだと思う。
ただ欲しがる愛欲と妄執を痛みと共に受け容れる。
「まっ・・・待ってっ、室っ・・さん・・っ、今・・ァッ、んぁっ!」
「そんな余裕なくしてやる」
たまにしかこうして二人きりで過ごせないのだから、少しの我儘なら聞いてやりたいという気持ちもあった。
余裕の無い表情で強く求められるのもゾクゾクした。
でも、ちょっと、ペースが、早すぎて、付いて行けない。
「んぁあ・・っ、は・・っ、ゃ、ぁあッ」
手加減もなく、張り詰めた昂ぶりに貫かれた。
室井に乱暴なまでに繰り返し媚肉を擦りあげ、獣欲を昂ぶらせるままに捻じ込まれる雄に、強引なまでの支配と破壊を感じ取る。
紅く腫れあがったそこは断続的に小刻みな痙攣を起こし、滴る秘肛から蜜が溢れていく。
衝撃に脚を閉じようとしたが、淫猥に染まる内股を室井が両手で広げ、押さえ付けられる。
「・・く、ぁ、ぁあ・・・っ」
奥深くまで幾度も穿たれ、青島はシーツを掴んで仰け反った。
痛みか快楽かの境目は意外と同じなのかもしれない。
獣の様な呻きで室井の喉が鳴る。
溺れるのなら、本望だ。
堕ちていくのも、望む所だ。
この熱はこの先も俺が一人で請け負う。室井にだって分け与えてやらない。
室井から想いを告げられ、一年の月日を越えて応えてから、青島の恋愛観はがらりと変わった。
可愛い嫁さん、笑いある浮かれた家庭――そんなものとは真逆の、切実で壊れそうな窮地の未来を願う変色した唯心論は
不確定な魂を補う片翼を求めるような、命を昇華するような、そんな危なっかしい葛藤を、ギリギリで越えていく。
「んぁ、は・・っ、ァ、アッ、ぁあ・・っ」
肉を嬲り、吐息から染め上げて淫蕩に震えることで、室井もまたそれを確かなるものとして刻印するだろう。
吸い込まれそうな 大きな瞳に囚われ、青島は溺れるままに室井の頭を抱き寄せ短髪を掻き乱した。
室井は達したばかりの敏感な躯を逃がさず揺さぶってくる。
「ああっ、すごっ、・・そこ・・っ」
「すき、だ・・」
「ここッ、で、・・それッ、・・・反則・・・っ」
荒々しく、吐息ごと奪って口唇を重ね合わせる。
今夜の室井は乱暴で、青島を串刺しにしたまま手加減はなかった。
痛みのような猛烈な快楽に、息さえ忘れて青島は泣き喚く。
こんなにされても、感じてしまう。
何も出来なくても、必要とされている。共にあることでほんの少しだけ前の明日を向けるのなら、意味もあるんだろう。
ひとはそうやって今日を生きていく。
眉間を刻み、深く兇悪的に青島を求め、そうして旅立っていく男に、いつもいつも恋を教えられる。
20210414

きちんとした話にしようとするとこの手のシチュまで持ってくるまでの事由が
大変なので、ここでははっちゃけております。
お粗末さまでした!